<投資>日本人の投資への苦手意識は80年代のバブルが原因?

  • 2023年7月24日
  • 投資
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こんにちは!投資大好きな美容師ピッピさんです!

 

株式投資をするようになった20代後半のころ、両親によく言われていたのが

 

女性
株って儲かるかもしれないけど、お金が無くなるんでしょ?
このように聞かれます。

 

投資をするうえではリスクはつきものですが
お金が無くなる投資は投資ではなく投機です!

 

私自身、株式投資を知る7年前は同じような認識であったのは間違いなく
  • 株=難しい
  • 株=お金持ちのするもの
  • 株=お金が無くなる
  • 株=ギャンブル
こんな感じです。

 

なぜこのような認識になる日本人は多いのでしょうか?
今回の記事は『日本人の持つ株式投資の苦手意識』についての記事です。

 

日本人が株式投資に苦手意識を持つ理由は過去の記憶が原因?

 

 

バブル崩壊を経験して投資で大損した人たち

 

88年に日経平均株価は史上最高の4万円台を記録しており、この時期はまさにバブル景気でした。

当時株式投資をしていた人たちは、株を購入して1年待っているだけで2倍になるなんてこともざらにあったようです。

 

しかし、そこから90年代に入って日本の景気はずっと下がり続け、バブル時に株を購入していて売却できず逃げ遅れた人たちや、信用取引で投資をしていた人たちは大きな損失を出しています。

 

この時に株に関する知識があまりなく、証券マンや銀行員、メディアに言われるがまま投資をしていた人たちは高値掴みし、どういった対処をしていいか分からなかったでしょう。

 

苦い経験をした大人たちが多ければ、同じことを二度としないように

株=怖い

のイメージが出来上がり、再チャレンジをしようとはならないのです。

 

信用取引と現物取引の違いが分かっていない

 

株の購入方法に現物取引と信用取引の2つあります。

 

現物取引は自分の持っている資金で株を購入する方法ですが、

信用取引は証券会社からお金を借りて自分の資産の3倍まで取引できます。

 

信用取引は借金をしてトレードを行う性質上ギャンブル性が高くなります。

 

ピッピさん

株で負けて借金が100万円できた…と言っているのは

信用取引で損失を出した人たちです。

 

自分の資金内でトレードする現物取引で借金をすることはまずありません。

 

日本人の株式投資=ギャンブルの図式はこれが理由です。

 

おそらく違いが分かっていない人が多いのでしょう。

 

日本はかつて銀行に預けているだけで利回りが4%以上あった

 

バブル時には株式の値上がり以外でもお金を増やせる時代でした。

銀行に預金しているだけでほぼ無リスクで金利が4%以上ついていた時代でした。

 

現在は銀行の金利は0.001%

100万円預けていても利息100円

 

金利がいいネットバンクでも0.1%

100万円預けていて利息1000円です。

 

ピッピさん
これでは増えたとは言えませんよね

 

ですがバブル時の金利は4%
100万円を預けて利息4万円

 

無リスクで4%も金利があるなら、現在の高配当株投資と受取配当金と変わりません。

 

ピッピさん
もし現在もこのような金利であれば投資する必要性は格段に減りますよね、リスクゼロですもん!

 

日本人の『貯金は好きで投資は苦手の原因』の一つと思います。

 

長期間デフレ環境で投資する必要性がなかったから

 

90年から現在まで日本は失われた30年と言われていて経済成長をほとんどしていない状態でした。

原因には

  1. 不景気の中で減税を行わずに増税ばかりしていて、実質所得の低下による購買力低下
  2. 少子高齢化による労働人口の減少と、年金、社会保険の制度維持のための支払額の増額
  3. 購買力の低下による物の値段を下げないと買ってくれないから値段を安く販売するデフレ環境

 

特に長引いたデフレ環境において最も安全な資産運用は現金の預金です。

 

デフレはモノの値段が下がって現金の価値が高くなっていく状態

インフレは物の価値が上がって現金お価値が下がっていく状態

 

2022年から円安の影響などで物価上昇が続いています。

 

ピッピさん

日本人は30年ぶりにインフレ環境で生活しています。

今までの感覚だと確実に生活が苦しくなります。

 

現金のみしか持たないリスクについての記事は別に詳しく書いています。

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働かないで得たお金は悪、という価値観

 

日本人は労働で手に入れたお金は良いお金

楽して手に入れたお金は悪

と言う価値観が存在しています。

 

なので投資の話を公の場で行うのはあまりいい印象を持たれません。

 

ですが、パチンコや宝くじはみんな許容している謎理論があります。

 

パチンコ、競馬、宝くじの話をしている職場の人たちが結構いますが聞いていて

私からすれば「なんてリターンの悪い物にお金を使っているのだろう?」

と言う印象です。

 

ギャンブルは運営が必ず儲かるような仕組みですから、長期間行って勝ち続けるのは理論上難しいのです。

 

日本のギャンブルの還元率はおよそ

  • パチンコ 80%
  • 競馬 70%
  • 競輪 70%
  • 競艇 75%
  • 宝くじ 40~50%

 

ピッピさん

年末に宝くじを買っている人がいますが、『愚者の税金』と呼ばれるほど還元率はひどい物となっています。

 

パチンコや競馬をすること自体が好きならいいですが、お金持ちになった人を聞いたことはありません。

趣味でやる程度にしましょう。

 

 

今回の記事まとめ

 

 

日本人が投資に対して苦手意識を持つ原因は

  1. バブル崩壊で痛い思いをした人が多い…人口の多い団塊の世代の人たちが損をしているので、その子供たちも投資に対してイメージがあまりよくない
  2. 現物取引と信用取引の違いが分かっていない…株で借金するのは信用取引のみ
  3. バブル時は銀行金利が4%以上あった…無リスクで金利4%は投資する必要性があまりなくなる
  4. デフレ環境では現金が最もリスクの少ない資産…失われた30年で投資に対する興味がいかないし、投資の魅力も下がったから
  5. 働かないで得たお金は悪、と言う価値観…労働して得たお金を貯金するのが美徳とする文化背景

 

ピッピさん
先の見えない時代だからこそ投資の勉強をして資産をしっかり守らなければなりません

 

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今後も投資に関する記事を上げていきますので、よろしくお願いします!!