利用されている美容室のカット料金はいくらでしょうか?
3000円、5000円、10000円とカット料金は様々です。
『カット料金の違いは何で決まっているのか?』
気になったことはありませんか?
カットが上手いから、サービスが充実してる等、色んな理由があります。
『今回は美容室のカット料金の違い』について書いていきます。
カット料金の違いが出る理由
サービスの違い
カット料金はカットだけの料金ではありません。
シャンプー、マッサージ、ブロー、スタイリングなどの技術料金も含まれています。
駅前やショッピングモールに入っているリーズナブルな料金設定をしている美容室が安い理由は
技術やサービスを簡略化、もしくは省いて料金設定を下げています。
<一般的なサロンの流れ>
シャンプーの手順を省いて回転率を上げています。
シャンプーをすると10分程度かかるので カットの早い美容師だと1人カットが終わるぐらいの時間です。
シャンプー後にマッサージを行うサロンもあったり カットした後の髪の毛をお客様に残さないように、一度洗い流すサロンもあります。
サービスを追加していくほど時間や人出が必要なので必然的に料金設定が高くなっていくのです。 1人のお客様にかかるコストがいったいどのくらいなのかで料金が変わります。 コストで料金に反映してくるのが 『どんなシャンプー、トリートメントを使っているのか?』です。
例えば コストの差が5倍ありますので経営者側は値段を上げないと利益が出ないと判断します。
その他に
最新の設備や高額な設備を使用している美容室は 設備投資にお金がかかっているのでコストが上がり料金が高くなります。 価格設定に最も影響を与えているのは実は土地代です!
例を挙げれば 銀座の一等地で美容室を経営するとビルのワンフロアをひと月借りるのに数百万円かかります。
しかし、田舎のビルのワンフロアですと数万円~数十万円しかかかりません。
固定費が上がればカット料金を高く設定しないと利益が出ないので料金設定が高くなっていきます。
東京は物価が高いので田舎に住むよりお金がかかるのと同じです。 『カットが上手いから料金が高い!』は半分正解で半分間違いです。
カット料金の設定に大きく影響を与えている要因は の三つと書きました。 美容室を開業するときはこの3つを考慮して料金を決めます。
ですが数年してお客様が多くなり、予約が取れなくなる程の人気のお店になってくると 経営者は料金を値上げしてもお客様に来てもらえると考え、料金の値上げを検討します。 他には、複数のスッタフがいてそれぞれの売り上げや経歴を考慮し 指名料金を追加する事もあります。
ベテラン美容師と新人美容師のカット料金が同じでどちらも指名料金がかからないのであれば、ベテラン美容師を指名するお客様は多くなるはずです。 新人美容師への不平等をなくすためや人件費を考慮すると 『ベテラン美容師には指名料金プラス1000円』とかになるのです。 結果的に上手い美容師や人気の美容師さんのカット料金は上がっていきます。 逆を言えば 東京の中心地の新人美容師がカット料金7000円と 月に300人カットしている地方の美容師のカット料金が4000円であった場合 美容師さん個人の力量と値段は比例していません。
『美容室のカット料金の違い』について解説していきました。 <カット料金を決める要因>
この四つです。
これらの知識を知っていれば安易に と言えないので、美容室探しの際に参考になるかもしれません。
しかし、サービスの質や量、使用しているシャンプートリートメントの違いはハッキリと料金の違いに出てきます。
『美容室に何を求めるか?』
目的を考えて美容室を選んでもらえるとよいかと思います。 <美容師コラムの関連記事>
設備や使用するシャンプー剤などで変わる
土地代で決まる
料金はカットの上手さと比例するのか?
今回の記事のまとめ
<美容>美容室に着ていかない方がいい服3選