こんにちは!投資大好きな美容師ピッピさんです!
私が実践しているのは『高配当株投資』
株価の上がり下がりで利益を出したり資産を増やすより、企業が出す配当を増やしていくのを重視する投資スタイルです。
となると、株の保有期間は自ずと長期投資になります。
そのような状態にならないように、配当利回りだけでなく
どれだけの期間、増配しているか?
減配していないか?
に気をつける必要があります。
そこで私がオススメする銘柄の特徴に『累進配当』を行っている銘柄があります。
今回は『高配当株投資にオススメの累進配当銘柄5選』を紹介していきます。
そもそも累進配当とは何か?
配当金を継続的に出す企業に2種類あります。
特に現在注目されてるのは、
累進配当
連続配当
の2種類です。
どちらも株主還元意識の高い配当方針ですが、違いがあるのでそれぞれ解説していきます。
累進配当とは?
累進配当は企業の業績と連動して配当金を決定する配当方針です。
業績が良ければ配当が増えますし、もし業績が悪かった場合でも、
累進配当を採用している企業は配当金の最低ラインを決めており、業績が悪くても一定の配当金を出してくれます。
連続増配株との違い
連続増配株は過去何年にもわたって配当金を増配している企業の事です。
毎年配当金が増えていきますので長く保有すればするほど利回りが上がります。
しかし連続増配の企業も絶対はありません。
過去にJTなどは業績の悪化によって減配しています。
あくまで『過去に長い期間増配している』であって、これからも増配し続ける訳ではありません。
しかし、毎年増配出来るという事はそれだけ安定した業績をだせ、なおかつ財務が安定していると言えるので高配当株投資の対象としては優秀な銘柄とも言えます。
オススメの累進配当銘柄5選
今回は累進配当の企業を紹介していきます。
なぜ累進配当が良いのかと言えば、連続増配の銘柄と比べて事業が拡大していて、企業の資金が潤沢なキャッシュリッチ企業が多いので、よほど出ない限り減配、無配にならないからです。
それでは累進配当をしているオススメ銘柄を5つ紹介していきます。
武田薬品工業…日本で一番長い非減配期間の医薬品トップ企業
日本で最大手の医薬品企業です。
最近ではM&Aによって事業規模を拡大しております。
武田薬品工業の業績と株価指標
- 株価…4458円
- PER…49.24倍
- PBR…1.09倍
- 自己資本比率…45.52%
- 配当金…188円
- 配当利回り…4.04%
PERが49%と非常に高く割高ではあります。
累進配当をしているだけあって配当金を41年間、非減配企業なので長期に保有している投資家の人が多いのでしょう。
実際株価は中々下がらないので買いタイミングを伺うより、定期的に積み立てるような購入方法がいいのではないでしょうか?
年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2019年 | 20,972 | 2,050 | 1,091 | 992 |
2020年 | 32,912 | 1,004 | 442 | -1,994 |
2021年 | 31,978 | 5,093 | 3,760 | 6,974 |
2022年 | 35,690 | 4,608 | 2,301 | 8,244 |
2023年 | 40,275 | 4,905 | 3,170 | 9,116 |
2020年にコロナの影響を受けて減益でしたがその期間も減配しませんでした。
その後は順調に売り上げを回復しており、売上高や、営業利益も2019年以前より高くなっています。
少し配当金を出し過ぎている点が懸念されますが、今後も減配せずに安定的な配当金を出してくれるでしょう。
三菱HCキャピタル
三菱HCキャピタルはリース、レンタルを主に行っている企業で事業規模として日本トップクラスです。
2023年8月1日に三菱UFJリースが日立キャピタルと経営統合しています。
三菱HCキャピタルの業績と株価指標
- 株価…910.5円
- PER…10.9倍
- PBR…0.85倍
- 自己資本比率…14.25%
- 配当金
- 配当利回り…3.62%
年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2019年 | 864,224 | 80,371 | 87,605 | 68,796 |
2020年 | 923,768 | 91,853 | 94,376 | 70,754 |
2021年 | 894,342 | 62,414 | 65,002 | 55,330 |
2020年 | 1,765,559 | 114,092 | 117,239 | 99,401 |
2023年 | 1,896,231 | 138,727 | 146,076 | 116,241 |
自己資本比率が低いのはリース業や銀行業だからですが、PER、PBRともに割安であり、まだ配当を出すだけの余力も十分にあります。
比較的買いやすい価格なので初めて株を購入する方にもオススメの銘柄です。
私も最近買い増しを行いました。保有銘柄の中ではもっとも保有株数が多い銘柄です。
エクシオ
NTTやKDDIなどの通信企業の電気、通信機器の建設をしている日本トップはクラスの通信インフラ企業です。
累進配当期間は18年間です。
エクシオの業績と株価指標
- 株価…3006円
- PER…13.51倍
- PBR…1.06倍
- 自己資本比率…52.46%
- 配当金…120円
- 配当利回り…3.40%
年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2019年 | 423,727 | 31,716 | 33,431 | 40,219 |
2020年 | 524,574 | 31,100 | 30,669 | 15,603 |
2021年 |
573,339 | 36,623 | 38,186 | 24,192 |
2022年 | 594,840 | 42,380 | 45,217 | 27,766 |
2023年 | 627,607 | 32,552 | 33,771 | 22,233 |
通信業界と言う安定した企業のインフラを管理建設している企業なのでエクシオ自体も安定した業績になっています。
ほとんどの銘柄に言えることですが、2020年の減益からそれ以前まではまだ完全に回復していませんが、業績は上向きですので今後も期待できます。
ジャックス
ジャックスは三菱UFJ系のクレジット会社です。
ジャックスは累進配当を企業として宣言はいていませんが、必ず業績に連動して配当を出してくれる企業であります。
日経累進高配当株指数の構成銘柄にも採用されている事から実質累進配当企業と見て良いでしょう。
ジャックスの業績と株価指標
- 株価…4975円
- PER…7.50倍
- PBR…0.84倍
- 自己資本比率…5.71%
- 配当金…200円
- 配当利回り…3.82%
年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2019年 | 145,836 | 14,370 | 14,448 | 8,955 |
2020年 | 158,610 | 16,506 | 16,700 | 10,732 |
2021年 | 160,650 | 16,326 | 16,506 | 11,778 |
2022年 | 164,070 | 26,743 | 26,786 | 18,316 |
2023年 | 173,506 | 31,678 | 31,769 | 21,651 |
業績は基本右肩上がりですね!
株価もここ数年で2倍になりましたので良い銘柄です。
株価が少し高いですがこの株価でPERは7倍とまだまだ企業価値に対して割安で放置されているといえます。
住友精化
住友化学系列の企業で主にオムツなどで使われる、吸水性樹脂を開発しています。
その他医療用のガスや、化粧品用ポリマー製品なども開発しています。
こちらの銘柄は28年間累進配当を続けており、株価還元意識は昔から高い企業です。
住友精化の業績と株価指標
- 株価…4370円
- PER…9.7倍
- PBR…0.68倍
- 自己資本比率…68.43%
- 配当金…200円
- 配当利回り…4.58%
年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2019年 | 109,634 | 9,072 | 8,636 | 604 |
2020年 | 99,701 | 7,775 | 6,866 | 4,285 |
2021年 |
103,254 | 10,101 | 10,375 | 7,119 |
2022年 | 115,583 | 8,072 | 8,915 | 5,895 |
2023年 | 143,041 | 10,454 | 10,929 | 8,592 |
こちらの銘柄も比較的株価高いのですが、perは9.7倍と割安です。
自己資本比率も60%を超えていて今後も企業が破綻する事はないような財務状況です。
まとめ
今回の記事をまとめます。
おススメの累進配当銘柄は
- 武田薬品工業…医薬品、累進配当期間41年
- 三菱HCキャピタル…リース業、累進配当期間31年
- エクシオ…建設業、累進配当期間18年
- ジャックス…クレジットなどの金融業、累進配当期間14年
- 住友精化…科学製品、累進配当期間27年
これらの銘柄は武田薬品を除いて
低PER、低PBR 企業なのです。
まだまだ企業規模に対して株価は割安ですので、今後も買いが入る余地があり株価自体も上がる可能性が高いです。
高配当株投資をするなら、現在の配当利回りの良さだけを追い求めるのではなく
今後も減配しないのか?
増配をしてくれるのか?
にフォーカスして、年間受取配当金を伸ばしていく必要がありそうです。
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