5月8日から新型コロナウイルスの感染症が5類感染症になりました。
私の働いているサロンにもマスクをせずに来店されるお客様が多くなってきています。
現状マスクの着用は個人の自由ですので私も特にお客様に着用をお願いすることはありませんが会社の方針として私自身も含めてスタッフはマスクを着用して仕事をしています。
ではコロナ禍の3年間でマスクをした状態のお客様をカット、カラーをしてきた美容師としてマスクを今後お客様に付けてほしいのか?欲しくないか?について本音のところを書いていきます。
結論!! 美容師的にはどちらでもいい
結論はマスクをしていようがしてなかろうがどちらでも構いません。
感染のリスクや周りの目を気にされている方
顔をみられるのが恥ずかしい方
などはマスクをしたままで来店されて問題ありません。
やはり個人の自由に任せているのが一番だと思います。
ただし、今後はマスクを外して生活していく時間が長くなる人と今後もマスクをしたままの生活をされる方で多少仕事の仕方やヘアスタイルの切り方、カラーリングの色などが変わっていきます。
感染リスクに気を付けたい方はマスクをつけてもらって構わない
新型コロナが5類になったからと言ってウイルス自体が変わったわけではありません。
基礎疾患があるお客様や高齢の方
そのような方と同居されている方
など様々な条件や生活環境の方がいます。
そのようなお客様もいらっしゃるので基本的には今までと変わらない感染対策で仕事をしていきます。
では美容室ではどのような感染リスクがあるのでしょうか?
多きなサロンではスタッフもお客様も人数が多い
個人経営で1人や2人で営業しているサロンは1日に対応できるお客様の人数も少ないので感染リスクが低いと考えられますが
大きなサロン、10人以上で営業しているサロンは1日で50人以上のお客様が来店される日もあり、土日や祝日では100人以上来店されるサロンもあります。
それだけ多くの人の出入りがあれば感染リスクが高まりますので気になる方はマスクをされた方が良いでしょう。
美容師とお客様の物理的な距離感(顔が近い)
美容師とお客様は物理的な距離感が非常に近いです。
対面になる事はありませんが会話をしながらの施術になると当然飛沫も飛ぶでしょう。
接客している時間も長いので気になる方は会話を控えめにしています。
マスクがない方が美容師的には仕事がしやすい
もちろんマスクをしていない状態で来店されるお客様には美容師の仕事の方法も変わってくるのが本音のところ
マスクが当たり前だったコロナ禍の3年間を振り返って思うと
「とにかく仕事がしにくかった!!」
これが私の感想です。
どのように仕事が変わってくるのか?
どうして仕事がしにくかったのか?
書いていきます。
お客様本来の顔に合わせて似合わせの仕事が出来る
マスクで口元が隠れていると本当のお客様の顔に似合わせるカットがしにくいです。
似合わせポイントとして
- あご周りのライン
- 口元と鼻の位置のバランス
- 口や鼻などのパーツを含めた印象に対するに合わせ
など、似合わせるポイントが沢山あります。
コロナ禍の3年間でお客様になってくださった方は美容室でマスクを外すことがないので顔全体を見たことがないのです。
最近になってマスクを外してカットするようになって、今までしていたヘアスタイルと少し切り方が変わることもあります。
更にマスクによってメイクの仕方やマスク自体での肌の色などの印象が変わっているのでヘアカラーの色の似合わせも変わってきます。
似合わないカラーリングの色をしていると
髪色は良いけど顔とヘアスタイルをトータルで見た時に顔色が悪く見えることもあります。
そのようなことからマスクありきのヘアスタイルから、マスクをしていないヘアスタイルへ似合わせを変えていかなければなりません。
マスクがない方がカットやカラーがしやすい
完全に美容師の目線ですが
マスクをしている状態のお客様は仕事しにくい!
カットするときはもみあげや耳周りにマスクのひもが邪魔になるし、コームが引っかかる
カラーリングの際は染めるのに塗れないし邪魔をする,,,,
このようなことから私の働いているサロンでは医療用のサージカルテープをマスクに付けて紐をしていない状態で仕事をしていました。
それでも会話中にテープがはずれたりして付け直さなければならなかったりします。
最近になってマスクなしのお客様を施術すると仕事のしやすさに感動しました。
まとめ
結論はマスクをしたままでの来店でも外した状態で来店しても問題ありません。
- 感染症対策としてマスクはしておきたい方
- いつも行っているサロンが人の出入りが多いので感染症が気になる
- 美容師とお客様の物理的な距離が近い
などコロナが気になる方は仕方ありません。
お客様にも色々な考え方や事情があるものです。
しかしマスクをしない生活になってくると人に見られる時や人に会う時にマスクをしていない前提で私たちはカットをやカラーリングをしなければなりません。
マスクをしないで来店したときのメリットは
- お客様本来の顔立ちに似合わせたカットがしやすい
- お客様の肌に似合うカラーリングがわかりやすい
- 美容師目線ではマスクがない方が技術の邪魔にならずに仕事が出来る
といった事が挙げられます。
コロナ禍以前では当たり前だったことが逆に当たり前でなくなっていることを感じながら今後のサロンワークに取り組んでいかなければなりません。
今後も美容室についてのコラムや技術について記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします。
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