<美容師コラム>最近の美容師は覚えることが多すぎる

こんにちは!現役美容師のピッピさんです!

 

私が美容師として現場で働きだしたのが2007年の事

今から16年前です。

 

この16年の間に美容の現場や仕事は本当に大きく変わってきました。

 

そして最近になって思う事

 

ピッピさん

最近の美容業界はレベルが上がってきて、新しく美容師になる人は覚えることが多くなって大変だろうな…

 

そうです、美容業界は日進月歩で進化していますし

トレンドも多様化しているので様々なテイストのお客様に対応していかななければなりません。

 

今回の記事は『最近の美容師になる人は覚えることが多すぎる』をテーマに記事を書いていきます。

 

16年前と現在の美容業界の違い

 

 

お客様の平均年齢が上がっている

 

日本は少子高齢化している現状なので美容室に来店されるお客様の平均年齢も高くなっています。

 

10代や20代のお客様と比べて40代、50代のお客様の方が技術接客面で対応が難しいと思います。

 

技術面の難しさは

  • エイジングによって髪の毛の状態が難しい
  • カラーリングやパーマの薬剤でダメージしやすい
  • 今までにベテラン美容師が担当していていい技術を知っている
  • ヤング世代よりカットのスタイルが難しいスタイルが多い

今までに上手い美容師さんが担当してきていることも多いので

美容師に対するハードルは高めです。

 

加えてエイジング現象で髪の毛がもろくなっていたり、思うようなスタイルが作れない髪の状態になっていることもあり

カット、カラー、パーマ、ヘアケア

といった多くの知識を使って対応しなければなりません。

 

経験がまだ少ない若手のスタイリストはここで必ず苦戦します。

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接客面の難しさは

  • お客様自身も社会に出て社会のマナーを知っている
  • ノリや勢いだけの接客は逆効果になることもある

 

社会人経験がある人が多くなっていますので、お店のスタッフの接客に対しても厳しい方が多いです。

社会人経験のない。少ない10代や20代のお客様と比べて接客についてのクレームに繋がりやすいです。

 

かつてはチャラチャラしたイメージの美容師がもてはやされた時代もありましたが、

現在は見た目は派手でも接客や言葉遣いのしっかりした美容師でないと支持されないようになってきました。

 

 

カラーやパーマの複雑化

 

カラーリングはデザインカラーの流行で

  • インナーカラー
  • ハイライト
  • ブリーチカラー

などのハイトーンのカラーリングが人気です。

 

このようなカラーはブリーチを使った施術になるので技術者のレベルによって仕上がりに差が出やすく

失敗したときのリカバリーが難しい技術です。

 

ピッピさん

16年前は黒髪やダークトーンの暗めのヘアカラーが主流でした。

暗めの髪色は色ムラが起きにくく、失敗が少ないカラーと言えます。

 

パーマに関してもメンズのパーマデザインの多様化や、ブリーチカラーの髪にパーマをかける事、エイジング毛などの繊細な髪に対しての施術が多いので

薬剤の知識やパーマの巻き方等レベルの高い物を要求されます。

 

ピッピさん

16年前はデジタルパーマの巻き髪が流行していました。

みんな同じ髪型!!

現在は多様なパーマスタイルがあって難しい時代です。

 

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システムトリートメントの発達

 

15年ほど前から美容業界では髪質に対してシャンプーやトリートメントを使い分ける

『システムトリートメント』が主流になってきています。

 

それ以前は

サラサラ仕上がり、しっとり仕上がり、カラーリングしている髪の毛用

くらいしかシャンプートリートメントの使い分けはなく、サロンでシャンプーは1種類しかないお店もありました。

 

現在はヘアケア技術の進化に伴い、様々な髪の悩みに対応できるヘアケア剤があります。

 

つまり、アシスタントとして美容室に入った新人の人はそれらを使いこなせるように

製品の知識と毛髪の理論、トリートメント技術を勉強しなければなりません。

 

私が入社したサロンは当時『ケラスターゼ』を導入していましたが、他のサロンでは中々扱ってない最新のシステムトリートメントでした。

現在のサロンもシステムトリートメントの『オージュア』を使用しております。

 

ピッピさん
働くサロンが変わった時には最初から勉強して大変だったのを覚えています。

SNSで可愛いかっこいいヘアスタイルが毎日のように更新される

 

SNSの発達に伴って美容業界のレベルも一気に上がったように感じます。

 

  • 良いデザインを目にすることが多くなり、デザインのセンスが向上する
  • ブログ、YouTube、インスタ、ティックトックなどによる技術の解説動画が簡単に見れる
  • 情報を受け取る側の美容師ではなく、発信する側に誰でもなれる

この3つが大きな変化と考えています。

 

かつては良いデザインを見るためには、月刊誌の美容雑誌くらいしか情報源がありませんでしたし、

技術のノウハウは、業界紙や講習会に参加することでしか得れなかったものです。

 

ですが、現在はどちらもSNSで大量のデザインと方法が見れます。

 

ピッピさん
当ブログも情報を発信しています。

 

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ノウハウの蓄積により業界全体のレベルが急速に上昇したので

アシスタントもより高いレベルの技術の習得をしなければなりません

私がアシスタントの時よりも多くの練習時間が必要になっています。

 

もう一つは情報を発信する側になるのでいいデザインを投稿しようと

積極的に撮影や技術の向上を目指していくのもレベルアップの要因の一つだと思います。

 

ピッピさん

私も撮影していましたが多くのメリットがありました。

 

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まとめ

 

 

現在の美容師は覚えることが多い理由は

  • お客様の平均年齢の上昇…技術接客において高いレベルがなければならない
  • カラーやパーマの多様化…ハイトーンカラーや複雑なパーマデザインの流行
  • システムトリートメント…毛髪知識や製品知識を覚えなければない
  • SNSの発達…情報が簡単に手に入れられるようになり、情報を発信する側に誰でもなれる

 

ピッピさん

本当にレベルの高い若い美容師が多くなっています。

私も負けていられません!

 

今回の記事はここまでです。

今後も美容に関する記事やコラムを書いていきますのでよろしくお願いします!