<投資>コロナ禍で買っていた株の含み益と利回りはどうなっているのか?

ピッピさん
ピッピさん

コロナショックは今考えると絶好の購入タイミングでした。

日経平均が50%近く下がっていたのですから。

投資を始めて6年が経ちましたが今思うと購入タイミングとしては絶好の機会が何度もありました。

  • アベノミクスでの好景気
  • チャイナショック
  • イギリスのEU離脱
  • コロナショック

最近ではSVB(シリコンバレーバンク)の破綻

など、だいたい年に1回は大きな下落相場になる出来事が起きています。

その中でもコロナショック時に購入した銘柄が今は大きな利益を出してくれ、配当金利回りが5%越えになっている銘柄が多くあります。

今回は私自身がコロナ禍で購入した銘柄を5つ紹介していくとともに

現在の含み益と配当金の利回り

コロナ禍で企業の意識に変化があった事

について書いていきたいと思います。

コロナ禍の3年間(2020年~2022年)に購入した株式で含み益が多い銘柄

2020年に購入した株式で含み益が多い銘柄

ピッピさん
ピッピさん

この時期に購入していた銘柄は含み益が最も多く出ています。

優待銘柄を中心に購入していた時期です。

ここには乗りませんがリートも購入して一時大きな含み益になっていましたが現在は価格が下がってマイナスではないものの含み益は少ないです。

KDDI

購入時株価 2971円

含み益 149585円

評価損益率 50.29%

通信業界で毎年順調に業績を上げている銘柄のKDDI、コロナショック時にも業績を落とさない安定感のある銘柄です。

この時期にはバーゲンセール並みの価格で購入できました。

オリックス

購入時株価1574円

含み益83485円

評価損益率53.3%

株主優待銘柄で人気のオリックスこの時期に購入出来たのでこの先もずっと保有していきたい銘柄ですが、優待は今後は廃止になることが決定しています。

三菱UFJフィナンシャルグループ

購入時株価451円

含み益47495円

評価損益率105.08%

日本のメガバンクの最大手、2022年の金利上昇の可能性を受けて株価は購入時の2倍になりました。

この株はもっと購入しておけばよかったと思う銘柄NO1です。

2021年に購入した株式で含み益が多い目柄

ピッピさん
ピッピさん

日経平均が9月に3万円を超えた時期です。

2020年から更に投資金額を増やした時期で積極的に買いに入りました。

高配当株投資で配当金を積み上げる投資法に切り替えたのは21年からです。

この時からSBIネオモバイル証券を利用し始め単元未満株で少しずつ購入する方法もしています。

日本たばこ産業

購入時株価2133円

含み益91245円

評価損益率42.76%

JTが一時減配を発表した時期に購入しましたがその後売り上げも回復し増配もしてくれています。

購入タイミングとしては非常に良いタイミングで購入出来ています。

クレディセゾン

購入時株価1166円

含み益75085円

評価損益率64.38%

旧村上ファンドが株式を大量購入して株価が大きく上昇しました、その後も順調に株価を上げております。

日本駐車場開発

購入時株価 147円 200株

含み益 19000円

評価損益率 64.62%

2022年に購入した株式で含み益が多い銘柄

ピッピさん
ピッピさん

ロシアのウクライナ進行

日銀の金利引き上げ

で2月、12月に大きく株価が下がった年です。

単元未満株で少しずつ購入している株の割合が多い年です。

購入時の株価が単元未満株なので分からないものもありますので平均取得単価で表示しています。

沖縄セルラー

購入時株価4930円 株式分割後2465円

含み益97400円

評価損益率19.75%

権利落ち後に購入しました、この銘柄は少しずつではありますが着実に業績を上げており株価も右肩上がりです。

2023年に株式分割をして購入しやすい金額になっています。

ハードオフコーポレーション

平均取得単価993円

含み益15280円

評価損益率38.7%

2022年からの物価上昇を受けて中古販売の売り上げが多きくなったことを受けて株価も多きく上昇しました保有株式数は現在40株です。

三ツ星ベルト

平均取得単価2998円

含み益41680円

評価損益率34.76%

配当性向100%を発表し株価も大きく上昇しました、2023年以降は減配の予想を出してから株価も下がりましたがそれでもまだプラスです。

現在40株保有

コロナ禍で購入した銘柄で配当金利回りが高い銘柄

配当利回5%越えの銘柄

私の保有している利回りが5%を超えている銘柄の一部です。

銘柄名平均取得単価配当利回り
日本たばこ産業21338.8%
ENEOS3955.5%
小野建15595.1%
クレディセゾン11626.8%
三菱UFJフィナンシャルグループ4519.0%
三井住友フィナンシャルグループ38986.4%
オリックス15745.9%
三菱HCキャピタル5516.7%
エスリード16386.1%
*表の配当利回りは平均取得単価から現在の配当予想を元に計算した数字です。
ピッピさん
ピッピさん

三菱UFJとJTの利回りは8%を超えています。

エスリードが利回り6%を超えているのは意外でした、優待ももらえるので総合の利回りは7%を超えていますのでいい投資です。

これらの銘柄は購入時には利回り5%以下のものでしたが増配を繰り返して利回りが上昇しています。

2021年頃から企業の株主還元の意識が変わった

内部留保よりも株主還元するようになった

今までの日本の企業はバブル崩壊やリーマンショック、東日本大震災で不景気になりもしものためにと利益を企業が使わずに貯金しているといった状態でした。

なんと日本の企業の内部留保の総額は日本政府の借金を返せるくらいあったようです。

しかし、コロナショック後に風向きが変わりました。

配当金総額、自社株買いを合わせた株主還元の実施総額は

21年度が23.4兆円

22年度は26.0兆円

23年度は27.4兆円

と3年連続で過去最高を更新する見通しです。

コロナショックからのリバウンドで企業が多くの利益を出したことや東証再編の際、東証が企業に向けて自社株買いや配当金の見直しを要請したことも考えられます。

海外投資家も日本株に目を付け始めたのもこのころで企業の価値に対して株価が割安に放置されていることから海外投資家の目に留まり大量の資金が入るようになりました。

日本の企業は海外に比べて株主還元に消極的との海外投資家の声も大きかったようです。

ピッピさん
ピッピさん

配当金が増えてくれて嬉しいですし

自社株買いも株価上昇に大きな効果を出してくれています。

悩むおじさん
悩むおじさん

株主還元もいいけど給料も上げてくれたら最高なんだがな~…

株主優待を廃止して配当金を増配する企業

ピッピさん
ピッピさん

保有している銘柄で

JT、オリックス、ひろぎん、みちのく銀行…

優待廃止に被弾した銘柄もあります。

株主優待銘柄は日本独自の制度であり、海外の株式を保有していてももらえる事はありません。

株主優待制度は少額の投資が最も還元率が良く一定の株数を超えると還元率が高くなることはありません。

私の持っている銘柄KDDIを例に出すと

100株保有 3000円相当のカタログギフト

1000株保有で 5000円相当のカタログギフト

になっており、一株4000円として計算した場合、

100株の還元率は0.7%

1000株の還元率は0.01%

このようになり還元率は下がっていきます。

100株で3000円

200株で6000円

1000株で30000円

になれば還元率は保有数に比例しますがそうはなりません。

ピッピさん
ピッピさん

優待投資は少額の投資の際は嬉しいけど、投資金額が大きくなってきたりすると還元率が下がるから購入をためらってしまいます。

海外投資家はこの株主還元の公平性に関して日本の企業に疑問をも持っており、優待制度の廃止をうったえています。

配当金は優待と違い保有株式数に応じてもらえるので多くの株を保有している投資家にも公平に還元できます。

海外の資金が多く入ってきたり、今後海外の投資家にも投資してもらいやすくするために日本の企業は優待を廃止して配当金や自社株買いなどの株主還元に切り替えています。

株式分割で購入しやすくなった銘柄も多い

株式分割とは1株を2株や3株に分割することで株価を低くして投資家に購入してもらいやすくする方法です。

株価を低くすることで多くの投資家が購入しやすくなり更に資金が集まる事で株価を押し上げる効果もあります。

最近ではNTTが1株に対して25分割にするという話が出ました。

現在NTT株は1株4158円しますが分割後は166円になり手を出しやすい株価になるのです。

株式分割する銘柄の特徴に

  • 好業績
  • 株価が非常に高くなっている

といった特徴があります。

22年任天堂は一株60000円もしていましたので100株購入するのに600万円日必要…

高すぎて買えません…

任天堂スイッチやマリオ、ポケモンなどので売り上げが好調で今後も成長していきそうな銘柄ですので保有していきたいところなのですが…

ピッピさん
ピッピさん

2022年10月に任天堂は10分割の株式分割を行っていますので現在は6000円台で購入できますよ!

東証は投資家を増やしたいと考えているため1株当たりの株価を購入しやすい価格帯の

5万円以上50万円未満にするように企業に要請しています。

今後も一株1万円もするような銘柄はどんどん株式分割をして購入しやすい価格帯になると思いますので今まで欲しかったけど手のとどかなかった投資家の資金も入ってくるでしょう。

まとめ

  • 2020年に購入した銘柄が特に含み益と評価損益率が高い
  • 利回りが購入時5%以下であっても増配することで利回りが5%以上になる
  • コロナ禍で企業が自社株買いと増配を積極的に行うようになった
  • 株価上昇によって株式分割を行い購入しやすくなった銘柄も多い
  • 株主優待は公平な利益還元の観点から廃止傾向

株の世界では『暴落時に積極的に買いに向かった人が最も利益を上げている』と言いますがまさに身をもって体感した期間でした。

現在(2023年5月20日)の段階で日経平均株価は3万808円の終値を付けておりバブル以降の株価で最高値です。

しかし私の保有している銘柄は逆に下落した物が多く、配当金の多い企業や成熟した産業よりは成長産業(製造業)が大きく値上がりした結果でした。

現在の高値だと購入タイミングをうかがう状態で現金を貯金していき株価が大きく下がったタイミングで買い増しをしたいと考えております。