美容師になって覚えないといけない事が多いわ…
もっとうまくなるにはどんな練習をすればいいのかな?
美容師として成長するには練習が絶対に必要です。
上手くなるために必要なことを僕なりにお伝えしていきます。
美容師の仕事をしだして17年が経ちました。
現在は多くのお客様をカットカラーパーマさせて頂いてますがそのようになる為には地味な練習が必ず必要になります。
毎年のように入社してくる新人アシスタントのスタッフに聞かれるのが
「どうやって練習すれば早く、上手くなれますか?」
「どれぐらい練習すれば技術のテストに合格できますか?」
という質問を毎年必ず聞かれます。
おそらく美容師になりたての方は先輩に一度は聞いてみたことがあるのではないでしょうか?
今回は大手のサロンでスタッフの教育の担当を10年以上している私が美容師の練習で必要な要素は
『練習の質』か『練習の量』なのかについて書いていきたいと思います。
練習の質と量について
自分が今どの段階の実力なのかで練習の内容は決まる
練習の仕方は現在自分のスキルレベルがどの程度であるかで決まると思います。
例えば
新卒で入社したアシスタント1年目の美容師
既にスタイリストになっている美容師
では練習内容や方法時間が大きく変わってくると私は考えています。
カラーリングの練習をするのであれば
- 刷毛の使い方
- カラー剤の塗る順番
- 塗布の量
- ムラの内容に薬を塗る技術
が最初の段階です。
しかしこの練習をスタイリストになってから続けても何の意味もないのです。
スタイリストに求められる練習は
- 自分の狙った色に仕上げる
- お客様の要望近づけるためにはどうすればいいか?
- ハイライト、ブリーチなどの高度なテクニックが必要な技術
- 様々な髪の状態に対応するにはどうすればいいか?
などになってきますので練習の方法が変わってきて当然です。
それに付随して練習は質を求めるのか、量を求めた方がいいのか?変わってきます。
新しい技術を覚える際は量を意識する
新しい技術を覚える際にはまず練習量を増やし、数をこなしていく事が大切です。
何故ならまだ自分の感覚や身体の使い方が練習している技術になれていないからです。
カラーリングの練習をし始めた時には
どこをどのように塗っていいのかわからないし刷毛の持ち方、体の使い方がぎこちない動作になっているはずです。
まずは仕上がりが汚くても多少雑でも構いませんので
マネキンの頭で手順や動作がスムーズに行えるようにひたすら回数を重ねていく事をお勧めします。
回数をやらないとどれだけ適切なアドバイス教えてもらったとしても自分の手の動作や身のこなしが出来なければ再現できないものです。
数をこなして体に技術をしみこませていきましょう。
基礎的な技術を身に付けたら質の練習に移行する
基本的な技術の方法や自分の動作がスムーズにできるようになったら今度はよりクオリティー(質の高い)仕上がりになるように練習方法を変えていきましょう。
カラーリングの色の決め方を覚える
カラーリングで素早く塗る為にはどのように塗っていけばいいのか?
などになってきます。
最初は身体を使った練習がメインですが今度は頭を受かったレッスンに切り替えていきましょう。
カラーリングが上手い人は必ず何か上手く塗るための事を知っていますので質問したり、
営業中の仕事を見てマネしていきましょう。
どのようにカラーリングの色を決めているかなどは
- 先輩に聞いてみる
- 自分で本を読んで調べる
- インスタやYouTubeで学ぶ
- 外部講習に参加する
などによって勉強していきましょう。
まとめ
ここまで練習は質と量どちらが必要か書いてきましたがまとめると
- 新しい技術を覚える際には練習量で身体の使い方になれる方がいい
- 基本的なテクニックを身に付けたらきれいに仕上げるにはどうしていけばよいのか考えながら練習する
という段階を踏んでいきましょう。
量の練習をしてから質を追い求める練習をするが私の考える早く上手くなるコツです!
今回はカラーリングを例に出して書いていきましたがカットもパーマも同じ考え方でよいでしょう。
私は後輩に教える時にもこの段階を踏んでレッスンしていくように指導していきます。
皆様も同じ質問をしてみたことがある人や聞かれたときに今回の記事を参考にしていただけたらと思います。