こんにちは美容師のピッピさんです!
今回は美容室でのお客様との会話についての記事になります。
- 美容室での美容師さんとの会派が苦手
- プライベートの事を聞いてくるのはなんでだろう?
- 世間話が苦手
美容師さんとのコミュニケーションに苦手意識をお持ちの方は多いと思います。
美容師としてお客様に必要のない会話していたりしないでしょうか?
そこで今回コラムは
『何故、美容師はお客様との会話をするのか?』
『美容師として必要な会話とは何か?』
について書いていきます。
美容師がお客様とコミュニケーションをとる理由
お客様のライフスタイルの情報を聞き出して、ヘアスタイルをデザインするため
お客様のライフスタイルを聞いてヘアデザインを決めるヒントにしています。
- 毎日ドライヤーでブローするのか?
- ヘアアイロンは使うのか?
- スタイリング剤はつけるのか?
- 仕事で髪型の制約はあるのか?
沢山の情報を入れることで、お客様にあったヘアスタイルにするためにプライベートな所も聞いて話をします。
ライフスタイルに合わないヘアスタイルにすると美容室での仕上がりは良いけど
家に帰って同じようにセットできない!
といった問題が生じます。
美容師が沈黙が悪いと思って無理に会話している
お客様との間に沈黙の時間があると気まずいので会話をして、間を繋げようとする美容師もいます。
このような会話は特に意味のない世間話が多い傾向に傾向にあり、
無理に会話している感がすごくて、お客様との間にビミョーな雰囲気が流れてしまう事もあります。
先輩美容師にお客様と楽しい時間を作れと言われている
アシスタントの美容師に多いのですが
お客様を「シャンプーやブローしてもらっている時にもっとお客様を楽しませろ!!」
と言うスタイリストや先輩アシスタントから指示があり、頑張って会話をしている事もあります。
このような状況は待ち時間が長くなってしまう時に行われる会話で、私は本当に無駄な会話だと思っています。
お客様も”待ち時間の間を繋がれている感”を感じ取るのでよくない会話状態と言えます。
美容師に求められる本当に必要なお客様との会話内容
美容師がお客様と会話するパターンを3つ紹介しましたが、そのうち2つはあまり意味のない会話だと私は思っています。
ではお客様にしなければならない必要な会話とは何でしょうか?
これから解説していきます。
今日のヘアデザインの解説
今回カットしたデザインのポイントや、なぜこそのように切ったのか?
カラーリングの色の解説など
デザインに関する会話はお客様にこだわってデザインしてくれたと感じてもらう大切な会話内容です。
こだわりポイントをくどくない程度に会話してお客様に付加価値を感じてもらう事が大切です。
ヘアケアの情報やアドバイス
カウンセリングでお客様へのヘアケアのアドバイスをすべて行うのは時間の関係上難しいので
カットをしながらやカラーリングをしながら
もしくはブローをしながらお客様に必要なヘアケアの話をしてあげるとよいでしょう。
カラーリングによって髪が乾燥しているのが悩みであれば
保湿力の高いシャンプーを家でも使うように提案して、カラーリングのシャンプー時におススメしたシャンプーを実際にサロンで使ってみる。
今日カットしたヘアスタイルの適切な乾かし方の話や、適切なスタイリング剤など
お客様にヘアケアやスタイリングに関する有益な情報を伝える。
ヘアケアのお話やスタイリングの話をすれば、商品購入につながるかもしれません。
最近の美容業界では客単価(お客様一人当たりの支払う金額)が高くなるようにプラスメニューを提案していきましょう!! とよく言われるようになりました。 私の働いているサロンでは10年前のお客様の平均客単価が7000円台、平均の高い[…]
施術の内容の解説
ヘアデザインの解説に似ていますが、今行っている施術についての解説をすると
技術の付加価値が高まります。
美容師の中では当たり前のことをお客様は知らない事は沢山あります。
- カラーリングの際に根元と毛先のカラー剤を変えてダメージをしないようにしている。
- ブローの前に髪をといてから髪を乾かすときれいに乾く
- 縮毛矯正の際にすでに毛先はまっすぐなので薬をつけない理由
- システムトリートメントの使い分けの理由
など、お客様に話をすれば
「意外と初めて聞いた!」
と言われることは多いです。
お客様に完全に理解してもらおうと細かすぎる説明は必要ありませんが、
こだわって仕事をしている事を感じてもらえるとお客様の満足度は高くなるでしょう。
今後のヘアデザインの提案
今後のヘアスタイルを提案もカウンセリングや施術中にしておくことは大切です。
- ロングヘアにしていくためにどうすればきれいに伸ばしていけるのか?
- 年間を通して計画的に来店してもらうために次のヘアスタイルをどうするか?
- 次回の来店周期的に梅雨に入るので縮毛矯正を提案する。
- 白髪染めを明るくしていくためにハイライトを入れていく。
といったように
『お客様に次にこんな感じのヘアスタイルすると良いですよ!』
といった次回提案をしておくと本当に次回は提案したメニューで予約を入れてくれます。
長い期間、お客様と関係性を築いていくのは大切な会話内容です。
まとめ
今回の記事のまとめは
美容師がお客様と会話する理由
- ヘアデザインを作るうえでお客様のライフスタイルを聞き出すため
- 無言の空気感がお客様に悪いと思っているから
- 先輩美容師にお客様を楽しませるように指示があって無理な会話をしている
この中で良い会話は1の内容で
2と3の会話は内容によりますが、無理に世間話をするくらいなら私はしない方がいいと考えています。
本当に必要なお客様との会話は
- 今日のヘアスタイルの解説
- ヘアケアやスタイリング方法の話
- 施術に関する解説
- 今後のヘアデザインの提案
といったようにお客様にとって付加価値を感じてもらえる有益な情報をするのが大切です。
美容室に行ってお客様が髪の毛以外の情報ばかり話されては
せっかくきれいになる為に美容室に来ているのに天気の話やラーメンの話、美容師のプライベート話ばかりされてもお客様にとって無駄な会話内容になることが多いです。
風邪をひいて病院に行ったのに、医者にラーメン屋の話を聞かされて嬉しい患者さんはいません。
風邪の治し方や、家での療養方法、今後風邪をひきにくくするためにはどのようなことに気を付けるか?
などの医者だからできるアドバイスを患者さんは求めているはずです。
美容室に来ているのだから
『髪の毛のプロから髪の毛のアドバイスをもらう』
会話内容を『きれいになる為の話』にフォーカスしてあげるお客様との無言の時間が無くなります。
お客様が根本的に何を求めているか?今後はしっかり考えて営業に臨むようにしましょう。
今回の記事はここまでです。
今後も美容に関する情報などを書いていきますのでよろしくお願いします!!