年初来安値が続く花王の株は買いか?

 

花王の株価がここ数ヶ月で大きく下がり今年に入って最安値を更新しました。

2021年1月には7800円の株価があったにもかかわらず同年10月22日で株価6391円を記録、ここ10年間ほぼ上向きだった株価がここにきて下落トレンドに突入!

以前から連続増配株として購入を検討していたピッピさんにはチャンスが到来してきました。

 

今日はなぜ花王の株価がここまで下落しているのかと、今後どのような戦略で投資していこうかピッピさんなりに考えてみました。

花王の事業内容

女性
女性

花王はよく私も使っている製品が多いけど他にはどんな事業を行っているのかな?

ピッピさん
ピッピさん

洗剤や掃除用品のイメージだけどもっと多くの製品を作っているんだよ!

紹介していくね!

花王は日用品を製造している企業として知られています

有名な商品で

  • エッセンシャル(ヘアケア製品)
  • アタック(洗剤等)
  • ニベア(スキンケア)
  • マジックリン(掃除用品)
  • クリアクリーン(オーラルケア製品)

ここにあげた製品はほんの一部で他にも多くの日用品を作っている企業で、どの製品も一度はきたことがある製品ばかりです。

花王はその他の事業も行っていて

  1. ハイジーンリビングケア事業
  2. ヘルス&ビューティーケア事業
  3. ライフケア事業
  4. 化粧品事業
  5. ケミカル事業

など生活に密着した5つの事業を展開しています。

花王の株の分析

ピッピさん
ピッピさん

ここからは花王の現在の売り上げや財務状態を解説していきます

業績

売上高は2021年1月~6月までで6752億円で2020年の同期と比べ0.6%減少

営業利益は2021年1月~6月までで706億円で前年対比5.3%減少

2020年はコロナの影響によって特に衛生用品の売り上げが好調であった事からコロナ禍においてもよい業績を出していました、21年に入ってからもその影響で売り上げはあるものの前年の好業績の影響もあって業績の減少につながったと考えられます。

 

財務状況

PER 24.37%

PBR 3.33倍

ROE 14.2

EPS 262.29

自己資本比率 55.46

有利子負債倍率 13.82%

 

PERはやや割高ですがその他の自己資本比率や有利子負債倍率などは健全で財務状況は問題のない企業と言えます。

特にROEの高さは日本の企業の中では高く14を超えていますので非常に資金効率の良い経営が出来ていえる企業です。

配当金や株主優待

配当金一株当たり144円で昨年より増配

株主優待はありません

花王の株はなぜ下がっている?

株価下落の大きな要因

現在の売上高はコロナ以前の最高であった2019年には届いていませんが着実に業績を回復しております。授業のセグメント別にみると、化粧品部門の需要が2020年マスクをして生活しなければならない状況の結果大きく減少したのが痛手であったと考えています。

花王にとって3番目に売り上げのあったセグメントですから影響も大きかったのでしょう。

しかし緊急事態宣言の解除を受け、ワクチン接種が進んでいる今、外出の機会や今後マスクなしの生活が出来るようになると売り上げの回復が見込めます。

 

しかし直近の大きな価格下落の理由として考えられるのは

  1. 原料と原油の高騰
  2. 政治不安による下落

の二つではないでしょうか

最近は原油価格の高騰によって製品を作るための原料などを輸入するコストがかかり更に円安も相まっていることが投資家に嫌がられている要因ではないでしょうか。

円安になると輸出の際、海外に高く物を買ってもらえるので条件がいいですが、花王は国内売り上げの比重が高いので円安になっても材料の輸入のコストが高くなるだけでメリットがあまりありません。

もう一つの要因は政治によるものではないでしょうか?

花王に関しては配当金狙いの長期投資家が多いので、岸田総理の金融所得課税の増税に市場全体が反応しています。

このような理由によって株価が下落していると考えられます。

 

花王の株の魅力

景気に左右されにくい日用品を扱っている

日用品はどのような金融不安になっても需要の落ち込みは限定的であり売り上げが安定しているのが最大の魅力です。

今回のコロナショックでは化粧品部門の売り上げ減少が大きかったですがメイク用品が売れなくなることはかつてのリーマンショックやITバブル崩壊の際はなかったので今回は特殊な例ととらえてもよいと思います。

日用品は一度買うと他の製品に変えることが少なく、継続して購入している消費者が多いので安定した売り上げが見込めるので花王は売り上げをこれまで上げ続けていけることが出来ています。

連続増配株

花王は日本で一番の連続増配をしている企業として知られています、配当利回りは2%程ですが、継続して毎年増配をしていけば長期保有で今後利回りは3%、4%になり高配当株に変化していきます。

花王の健全な財務状況や、売り上げの安定性から今後も増配を続けていってくれる企業だと思います。

ピッピさん流の投資方法

6000円を割ったら投入資金の20%を投資してみる

10月22日現在株価は6300円台ですが、下落途中といった状況にあります、今買うのは少し時速いのではないかと考えており、6000円を割ったら投資金額の20%を投資してみて様子を見ようかと思っています。

このように一度に投資資金を使はない方がリスク管理できます、今後6000円をさらに下回ることもあり得ますので下がったら買い増ししていき20%づつ購入して平均取得単価を下げ、配当利回りを上げていこうという戦略です。

逆に上昇トレンドに入れば早い段階で買い増しして今後の株価の上昇を狙っていきたいと考えています。

100株を超えたら長期投資のため放置

100株を超えたら長期投資のために放置します、連続増配株というう事もあって今後の配当利回りを受け取る株としていきたいと思います。